- 工藤公康が落合博満を怒らせたあまりにストレートなひと言 投稿日 2021年12月16日 21:15:43 (日刊やきう速報@野球まとめ)
工藤公康が落合博満を怒らせたあまりにストレートなひと言
落合博満は、現役を引退した1998年から中日で監督に就任する2003年までの間、野球評論家として取材者の立場にいた。当時は、記者ではなかなかじっくりと話を聞くことができないトップクラスの選手にインタビューすることが多かった。インタビュアーは落合だと球団広報に伝えれば、断る選手はいなかったのだが、面白かったのは、ひと通りのインタビューが終わると、選手のほうから落合にいくつも質問していたことだ。
その中で、落合を怒らせた人がいる。巨人に在籍していた工藤公康だ。2003年の春季キャンプ中、練習後に落合は工藤にインタビューした。
<中略>
そこまでは、落合も笑いながら聞いていた。そんな落合に工藤は言った。
「落合さんのバット、絶対にコルクを入れていますよね。でなきゃ、あんな打球が飛ぶはずがない」
工藤ならではの冗談なのは明らかだが、野球の話では冗談も許さない落合の顔色は瞬く間に変わり、大きな声で「バカかおまえは」と言うやいなや、工藤の頭をパシンと叩く。それでも工藤は笑いながら、「いや、絶対におかしい。コルクが入っていると思わなきゃ納得できない打球だった。だから、落合さんは別格なんだろうけど」
そんな表現で、工藤は落合のバッティングの凄さを語った。一方の落合は、「私のバットは特別なんだよ」とインタビューを切り上げると、宿舎に戻る車の中でもしばらくは「工藤は何てバカなことを言うんだ」と繰り返していた。だが、いつしかインタビューで話していた工藤の意見を振り返り、「いい考えを持っているよな」と納得していた。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yokoohirokazu/20211215-00272802
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Source: 日刊やきう速報@野球まとめ