- 【野球】MLBは大赤字でも「球団価値」は過去最高 日米の大きな差はなぜか? 投稿日 2021年7月12日 09:00:56 (Red★速報)
しかし、今年3月に公表されたForbes毎年恒例の球団価値ランキングによれば、MLBは巨額の赤字に見舞われたにも関わらず、全30球団の平均は前年比で3%増の19億ドル(約2060億円)と過去最高を記録した。トップとなったニューヨーク・ヤンキースに至っては、1億9000万ドル(約210億円)の赤字を出しながらも52億5000万ドル(約5780億円)と、昨年より5%高い評価額になった。
買収額も右肩上がり 球団収入の6倍超の値が
米国ではコロナ禍にあっても球団の買収額は右肩上がりだ。昨年11月にはヘッジファンド創業者でビリオネアのスティーブ・コーエン氏によるニューヨーク・メッツの買収がMLBから承認された。買収額は米プロスポーツ界で史上最高額となる24億ドル(約2640億円)とされる。また、かつてヤンキースなどで活躍したアレックス・ロドリゲス氏らの投資家グループがNBAミネソタ・ティンバーウルブズの買収を進めている。こちらの買収額は、WNBAミネソタ・リンクスと合わせて15億ドル(約1650億円)と報じられている。
Forbesによれば、コロナ前(2019年)のメッツの球団収入は3億6200万ドル(約400億円)、ティンバーウルブズは2億3400万ドル(約260億円)だ。つまり、単純計算で買収額(球団価値)には球団収入の6倍超の値が付いていることになる。
日本での球団買収は?
一方、日本での買収と言えば、最近では2019年7月に発表されたメルカリによる鹿島アントラーズの経営権取得が記憶に新しい。報道では、メルカリはアントラーズの61.6%の株式を15億8000万円で取得したとされるので、逆算すれば同球団の事業価値は約25億6500万円となる。決算公告によれば、2019年1月締めの損益計算書にあるアントラーズの売上高は73億3000万円とあるので、球団価値は球団収入の約0.35倍だった計算になる。
また、少し古いが、DeNAが2011年11月に横浜ベイスターズの株式66.92%を65億円で取得した。逆算すれば、球団の事業価値は約97億円となる。報道によれば、DeNA買収以前の球団収入は52億円ということで、球団価値は売上の約1.9倍ということになる。いずれにしても、6倍超の米国とは大きな違いだ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/0027d5cf3721a592242d0301f4d836f60f4b21b4
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Source: Red★速報