- 【野球】骨折の巨人・坂本「ヤンキース帽でディナー」東京五輪で揺れる胸中 投稿日 2021年5月15日 20:00:58 (Red★速報)
昨シーズンの11月8日、プロ野球史上53人目の通算2000本安打を史上2番目の若さで達成。名球会入りを果たした。いまや名実ともに“日本プロ野球界の名手”の1人だ。今シーズンも、36試合消化時点(5月9日現在)で打率.299、本塁打7本となっている。
その坂本に悲劇が襲ったのが5月9日のヤクルト戦。5回、一塁走者として、捕手からのけん制に対しヘッドスライディングで帰塁したところ負傷。右手母指(親指)末節骨の骨折が判明した。
あるスポーツ紙記者は「チームにとっても痛手ですが、何より本人がつらい。坂本選手は東京五輪での日本代表・侍ジャパンの金メダルを誰よりも欲していた。2019年に野球の世界大会『プレミア12』で野球人生初の世界一を達成してから、その思いは増々強くなっていたんです」と解説する。
以前から坂本本人も「現役の間に東京で五輪が行われて、野球が五輪競技に復活とすごいタイミング。ずっと出たいと思っているし、最高の瞬間に現役の選手でいられるのはすごくありがたい」と、並々ならぬ思いを公言している。
開幕直後にも、前巨人監督の高橋由伸氏(46才)からは「年齢的にもポジション的にも、坂本がかつての宮本慎也(50才)になれるか」と、2000年代の五輪とWBC(ワールドベースボールクラシック)で日本代表主将を務めた名キャプテンの“後継”に指名された。何よりも、侍ジャパンの稲葉篤紀監督からも常々「五輪のキーマンは坂本」と期待されている。
ところが、怪我に加えて、新型コロナウイルスの感染再拡大による3度目の緊急事態宣言。無観客試合を余儀なくされている中、五輪の中止も現実味を帯び始めてきた。前出のスポーツ紙記者は「世論も五輪中止の声が大きくなってきて、坂本選手も内心は複雑でしょう。五輪の初戦は7月末で、怪我は全治1か月と見られているので間に合う可能性はある。金メダルが目標で、坂本選手はその重圧を背負う立場だが、それ以前に五輪はあるのかがわからない状況。選手として難しい局面にある」と慮った。
なお、この日もキャップを被っていたヤンキースなどのメジャーリーグへの移籍の可能性については「2018年オフに巨人との5年の複数契約を結んだ時から『憧れはあるけれど、僕は日本で頑張ります』と、“生涯巨人”を決断しているとみられています。日本にいることを選んだ人ですから、東京五輪で日本の野球が世界一だと見せたかったのでしょうが……」(別のスポーツ紙記者)
多くのアスリートたちが固唾を飲んで見守る五輪開催可否の決定は、いよいよ間近に迫ってきている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/abde95be8ccab7f02feddb67fa90b0069d05323e
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Source: Red★速報